photo by Peretz Partensky
パッチの数々
A.P.C. ミリタリージャケット
野戦用フィールドジャケット
米軍のフィールドジャケットは第一次大戦、第二次大戦にかけて陸軍の戦闘服として活躍。
年数を重ねるごとに、また戦地の気候や地形に合わせて多くのモデルが存在します。
後に機能性、デザイン面から多くのメーカーからミリタリーテイストのあるファッション性豊かなモデルが登場しています。
丈夫なコットン素材が多く、中間着やアウターとして活躍するシャツジャケットです。
フラップ付きポケット、シャツ襟、肩章(けんしょう)など、「A.P.C.」独自のシンプルなデザイン、えんじ色のミリタリー感が特徴です。
マジックテープで取り外し可能なパッチは、ちょっとした遊び心を感じさせてくれます。
フライ・フロント(比翼)
ボタンを留めたときに、表から見えないデザインに特徴があります。
ジーンズの「ボタン・フライ」「ジッパー・フライ」同様に、フライにはボタンやジッパーを隠す比翼の意味があります。
肩章(エポーレット)
18世紀中期より、軍服のデザインとしては、階級章などを取り付ける実用目的で用いられています。
現在一般的なジャケットに用いられる肩章は、単に装飾的な目的でデザインされています。
二重構造の両胸ポケットは、収納力抜群です。
両脇のポケット内部にも、丁寧に裏仕立てが施されています。
裏地の裾辺りに縫い付けられた「WASH AND WEAR」(洗濯表示タグ)。
注意書きの文字が、オシャレなテイストを感じさせてくれます。
Simple is best!
ブランド名:A.P.C./アーペーセー 設立:1987年 創業者:ジャン・トゥイトゥ氏 国:フランス ブランド名は「生産と創造の工房」(Atelier de Production et de Creation)を意味しています。
チュニジア出身のジャン・トゥイトゥ氏は、「KENZO/ケンゾー(高田賢三氏)」「agnes b./アニエスベー」での経験を積み、1986年、フランスのパリでメンズブランドを発表しました。
1988年には、レディスラインをスタートさせ、現在ではバッグや雑貨、アクセサリー類など幅広く展開しています。
特に人気の高いセルビッジデニムパンツは、穿き込むほどにキレイなアタリ(色落ち)が出るのが特徴です。
“個性を最大限に引き出し、着る人を選ばないシンプルなデザイン”が、多くのファンを魅了し続けています。