photo by Douglas Scortegagna
patagonia ペリト・モレノ氷河
patagoniaのダウンジャケットを自宅クリーニング
“洗濯機で洗える”パタゴニア社のダウンジャケットですが、酷く汚れた場合を除いては、毎年シーズン終わりに集中ケアをして保管するようにしています。
特にシーズン中に放置した襟、袖口の頑固な皮脂汚れは、あらかじめ部分洗いをして汚れが残るのを防いでいます。
洗濯表記タグを確認
30℃を限度とした液温で、弱水流による洗濯機での洗いが可能であるとの表記があります。
(洗濯機に水流の強弱調整がない場合は、ドライコースまたは洗濯ネットを活用すれば問題ありません。)
注意事項としては、柔軟剤の使用が不可と表記があります。
色柄衣類に使用する液体酸素系漂白剤ワイドハイター(弱酸性)と、重曹(弱アルカリ性)を使用して皮脂汚れを部分洗いします。
液体酸素系漂白剤は時間の経った汚れに効果があり、重曹のアルカリ性には皮脂の汚れ(酸性)を中和させて落とす効果があります。
液体酸素系漂白剤に弱アルカリ性の重曹(2:1)を加えることで、汚れを分解して除去する作用が高まります。
生地を傷めない程度の力加減で部分洗いをします。
使い古しの歯ブラシを使って洗剤を浸み込ませ、軽く揉み洗いで汚れを浮かせます。
汚れが酷い場合は、根気よく汚れを浮かす作業を繰り返します。
袖口のゴムは、伸ばして洗剤を塗りこみます。
生地が重なった隙間部分まで汚れを浮かせておくことが重要です。
部分洗いが終われば、洗濯表示タグにしたがって洗濯機で洗います。
セーターやダウン製品を乾かす際は、型崩れを防ぐ為にも平干しを心がけています。
半乾きになるまで平干し、あとはハンガーにかけて乾燥です。
乾燥途中、両手で生地を軽く叩きほぐし、中のダウンの偏りを防ぎます。
仕上げは、乾燥機に入れるとふんわりと仕上がります。
“低温での乾燥”と表記があるので、10分間乾燥機に入れました。
洗濯表示タグにも記載があるように、乾燥の際にテニスボールを一緒に入れて乾燥させると、よりふんわりと仕上がります。
今回は、リストバンドに靴下を丸め入れたもので代用しました。
皮脂の汚れが、きれいに落ちたのが確認できます。
patagonia/パタゴニア ダウンジャケット
風の進入を防いでくれる フロントファスナー下の“防風フラップ”。
ポケットのジッパータブは、スライダー引手の2つ穴を上手に活用した取り付け方です。
裾に付けられたドローコードは、外気の冷たい風の進入を防いでくれます。
羽のように軽く完璧な保温性を提供する、軽量で防風性を備えた定番のダウン・セーター
セーターやダウンジャケットの型崩れ防止に
ブランド名:patagonia/パタゴニア 設立:1973年 創業者:イヴォン・シュイナード氏 国:アメリカ合衆国 1957年に、イヴォン・シュイナード氏は、カリフォルニア州バーバンクの両親が営む鍛冶屋の裏庭で、自らの店を開いた。
ピトン(岩場を登る際に確保支点として使われる鉄製のクサビ)の製作にはじまり、クライミング用具を主に手がけた「シュイナード・イクイップメント社」がパタゴニアの前身である。
1970年に、英国のラグビージャージの輸入に成功。
1973年、オリジナルウエアであるダック生地のショートパンツの販売により“パタゴニア”が誕生した。
1983年、パイル地のプルオーバー「シンチラ・スナップT」が大ヒット商品となる。
1993年には、アウトドアウエア製造ブランドとして初めて、ペットボトルをリサイクルした、再生フリース生地を用いた製品を作り始める。
機能的で高品質、環境への配慮をもちながら製造される製品は、世界に影響を与え続けている。
同社は売り上げの1%以上を自然保護団体に寄付していることでも有名である。
パタゴニア製品の製造時期識別方法
「2008年秋冬モデル」
FはFall(秋)、8は2008年を表しています。