長年使用している洗濯機の脱水機能が働かなくなりました。
脱水時に、ベルトゴムが滑るような音がします。
おそらくVベルトの劣化によるゴムの伸びが考えられます。
洗濯機を横に倒して、底からVベルトの点検をしてみました。
多少のゴムの伸びには、両サイドのボルト(画像の赤い四角で囲んだ箇所)の調整で改善することができます。
※必ず電源を抜いて作業を行って下さい。
今回は、ベルト表面にも劣化が見られるので交換作業をしてみたいと思います。
Vベルトのサイズは「M-19.5」
近くのホームセンターでは同サイズの在庫がなく、0.5インチ下のサイズを購入しました。
※本来なら当然ですが、同インチVベルトへの交換が望ましいです。
まずは古いVベルトを取り外します。
画像のようにプーリーの回転を固定してナットを緩めます。
無事に取り外すことができました。
取り付け作業の前に、簡易清掃をしたいと思います。
取り外したプーリーにはパーツクリーナを使用しました。
モーター箇所の汚れには、マジックリンを吹きかけた雑巾でキレイにします。
Vベルトの取り付け作業
モーターが固定された両サイドのボルト(画像の赤い四角で囲んだ箇所)を緩め、Vベルトをくぐらせたプーリーをモーターのネジに差し込みます。
あとは張り具合を調整して固定すれば完了です。
張り具合は、指で押さえた際に1cm位沈む程度に調整しました。
中央ナットの緩み防止に瞬間接着剤を1滴垂らして固定です。
作業終了後に動作確認です。
脱水はもちろん、洗浄時の回転も力強くなりVベルトの働きを体感できました。
Vベルトは価格も安いので、消耗品と捉えて5年程使用したら交換したほうがよさそうです。
カバー布が内部を保護。特殊コードの使用により伸率が少なく、寿命が長いVベルト。
交換時には必ずコンセントを抜き、点検を怠らず、慎重に作業をしなければいけません。
熟知しておらず経験のない場合には、安易な気持ちで取り組まず、プロの方に依頼されることをおすすめします。
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