【ミリタリーウェアブランド辞典】WTAPS(ダブルタップス)|東京発、ミリタリーとストリートを融合させた独自の世界観

WTAPS(ダブルタップス)|東京発、ミリタリーとストリートを融合させた独自の世界観 ミリタリーウェアブランド辞典
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WTAPS(ダブルタップス)

項目詳細
設立1996年
創業者西山 徹(Tetsu Nishiyama / T.E.S.T. / TET)
日本
拠点東京都
コンセプト「PLACING THINGS WHERE THEY SHOULD BE」 / ミリタリー、アウトドア、ワークの要素を融合させた東京のストリートスタイル」
特徴“四方八方”を意味するブランド名。精緻なディテールと、製品に付される哲学的なテキストやスペックタグ。

ブランドストーリー:東京ストリートカルチャーとミリタリーの巡り合い

WTAPS(ダブルタップス)は、1996年にデザイナーの西山徹(TET)氏によって設立された日本のストリートファッションブランドです。
前身である「FORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS (FPAR)」での活動を経て、より本格的なアパレルブランドとしてスタートしました。
ブランドの根幹にあるのは、ミリタリーウェアへの深い造詣と敬意です。
単なるレプリカではなく、M-65ジャケット、MA-1フライトジャケット、BDU(Battle Dress Uniform)パンツといった軍服の機能性、ディテール、そして歴史的背景を深く理解した上で、現代のストリートウェアとして再構築しています。
WTAPSの製品は、そのデザイン哲学を「Placing things where they should be」(あるべきものをあるべき場所へ)というスローガンに集約しており、これは機能的なディテールや、ブランドのシグネチャーである織りネームやタグの配置にまで徹底されています。
WTAPS(ダブルタップス)|東京発、ミリタリーとストリートを融合させた独自の世界観

製品の特徴:機能美とストリートの融合

WTAPSの製品は、ミリタリーウェアの持つ機能美と、東京のストリートカルチャー特有の洗練されたデザインが融合しています。
1.ミリタリーモチーフの再解釈:
ヴィンテージの軍服をベースにしながらも、現代的なシルエットや素材にアップデートされています。特に、カーゴパンツやジャングルシャツはブランドのアイコン的なアイテムであり、そのポケットの配置や縫製は、実用性とデザイン性を両立させています。
2.ディテールへのこだわり:
製品には、ブランドの哲学やメッセージを込めた織りネームやプリントが施されます。特に、ブランドの住所や座標を示す「GPS」ロゴは、WTAPSのアイデンティティを象徴するディテールの一つです。
3.高品質な素材と縫製:
日本の高い技術力を持つ工場で生産されることが多く、耐久性の高いリップストップ生地や、オリジナルのボタン、ジッパーなどが使用されています。
これにより、ファッションブランドでありながら、本物のミリタリーウェアにも通じる高い品質を誇ります。
WTAPS(ダブルタップス)|東京発、ミリタリーとストリートを融合させた独自の世界観

影響力

WTAPSは、裏原宿カルチャーを牽引したブランドの一つとして、日本のストリートファッションに多大な影響を与えてきました。
そのミリタリーを基調としたスタイルは、国内外の多くのブランドに影響を与え、
「ミリタリー・ストリート」というジャンルを確立しました。
また、VANS、New Balance、Dr. Martensといったグローバルブランドとのコラボレーションも積極的に行っており、その度に大きな話題を呼んでいます。
WTAPSは、単なる服ではなく、「ライフスタイル」
「哲学」を提案するブランドとして、熱狂的なファンベースを築いています。

独断総評 購入の前に

実際にジャケットやカーゴパンツを数年着用すると、生地と縫製の完成度の高さが強く印象に残ります。
ヘビーオンスながらシルエットは洗練され、街着としても成立する点は高評価です。
着込むほどにアタリが出て、経年変化を楽しめるのも魅力です。
一方で、
価格が高い。純粋な機能性だけを求めるならコスパは良いとは言えません。
・実物ミリタリーと比べると過酷な作業向けの耐久性や実用性は抑えめ。
・デザインによっては重さや硬さに疲れを感じるという声もあります。
総評として、WTAPSは「機能服というより思想やスタイルを楽しむミリタリーウェア」。
実用一点張りの人には不向きですが、世界観と作り込みに価値を見いだせる人には満足度の高いブランドです。

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