【アウトドアブランド辞典】platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者

platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者 アウトドアブランド辞典
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platypus(プラティパス)

1996年、アメリカ・ワシントン州シアトルで誕生したplatypus(プラティパス)
硬いプラスチックボトルが主流だった当時のアウトドアシーンに、飲み終えたら小さく丸められる「ソフトボトル
という概念を持ち込み、パッキングの常識を根底から覆したブランドです。
世界的なアウトドアギア企業である
カスケードデザイン(Cascade Designs)社の傘下として、MSRサーマレストで培われた高度なエンジニアリングを共有。
BPAフリーで水の味を損なわないクリーンな素材と、過酷な登山環境に耐えうる堅牢な多層構造フィルムを武器に、ハイドレーションシステムから浄水器まで、現代の登山者にとって欠かせない
水のインフラ」を支え続けています。
platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者

究極のクリーンと、パッキングの自由度

platypusの最大の特徴は、独自の多層構造フィルムが生み出す「味の無さ(Taste-free)」「柔軟性」の両立にあります。
医療用グレードの素材を内側に使用することで、プラスチック特有の嫌な臭い移りを徹底的に排除。
さらに、フィルム同士を熱溶着する高度な技術により、数千回の折り曲げや圧力にも耐えうる驚異的な耐久性を実現しました。
また、ハイドレーションシステムにおいては、業界に先駆けてビッグジップ(大開口部)を採用。
洗浄や乾燥が困難だった従来のハイドレーションの弱点を克服し、メンテナンス性を劇的に向上させました。
シアトルの自社工場で厳格な品質管理のもと製造されるプロダクトは、
1gでも荷物を削りたい」UL(ウルトラライト)ハイカーから、極限の持久力が求められるトレイルランナーまで、世界中のアスリートから絶大な信頼を寄せられています。
platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者
項目
内容
運営会社
Cascade Designs, Inc.
創業年
1996年
本社
アメリカ ワシントン州 シアトル
ブランドのコンセプト
Clean Water. Anywhere.(あらゆる場所で、クリーンな水を)
「Clean, Taste-free, and Flexible Hydration(清潔で、味のしない、柔軟なハイドレーション)」
platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者

水分補給を最適化する、革新的なラインナップ

platypusは、単なる水筒に留まらない、機能的な給水ギアを展開しています。
SoftBottle(ソフトボトル): ブランドの原点。
空になったら丸めて収納できる圧倒的な携帯性と、10年以上使い続けられるタフさを兼ね備えた、全ハイカー必携のマスターピースです。
Big Zip EVO: ハイドレーションの完成形。
流量を50%向上させた新設計のバルブと、片手で開閉可能なスライドロックにより、行動中の素早い水分補給を可能にします。
GravityWorks(グラビティワークス): 重力を利用した浄水システム。
ポンプ不要で、吊るしておくだけで浄水できる画期的な構造は、グループキャンプや長期縦走での水確保を劇的に楽にしました。
Meta Bottle: ソフトボトルの柔軟性とハードボトルの自立性を融合。
上下に分割して洗浄できるユニークな構造で、衛生面を重視するユーザーから支持されています。
platypus(プラティパス)|ソフトボトルの革命児、ハイドレーションの先駆者

独断総評:パッキングの「正解」。だが「乾燥の儀式」と「キャップ紛失」には覚悟を

platypusを一度使うと、もう硬いボトルには戻れません。
特に縦走登山において、水が減るごとにザックの容積が空いていくパッキングの快感
は、このブランドならではの特権です。
10年以上酷使しても水漏れ一つしない耐久性は、まさに
シアトルの良心です。
水の味に敏感な方にとっても、プラ特有の臭いが一切しない点は、他ブランドを圧倒する最大のメリットだと断言できます。
しかし、ソフトボトル特有の乾燥のしにくさは永遠の課題です。
内部を完全に乾かすには、菜箸を突っ込んだり専用のハンガーを使ったりと、帰宅後の
乾燥の作業が非常に面倒。
また、標準のスクリューキャップは小さく、雪山や暗闇で落とすと
絶望的な紛失に繋がるため、紛失防止の工夫が不可欠です。
それでも、この軽さと信頼性を天秤にかければ、これ以上の選択肢は存在しません。
「迷ったらプラティパス」
それが、数多の山を歩いて辿り着いた結論です。

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