Lowe Alpine(ロウアルパイン)
項目 | 詳細 |
設立 | 1967年(Lowe Alpine Systemsとして正式登録は1972年) |
創業者 | グレッグ・ロウ(Greg Lowe)、マイク・ロウ(Mike Lowe)、ジェフ・ロウ(Jeff Lowe) |
国 | アメリカ合衆国 |
本社 | ユタ州(設立当時) 現在はイギリスのカンブリア州ケンダル |
コンセプト | 「クライマーのニーズを満たす革新的なギアの創造」 |
ブランドストーリー:クライマーによるクライマーのための革新
Lowe Alpine(ロウアルパイン)は、1960年代後半、アメリカの著名なクライマーであるロウ三兄弟(グレッグ、マイク、ジェフ)によって設立されました。
彼らは、当時のバックパックがクライミングの動きを妨げ、重い荷物を運ぶのに適していないことに不満を抱いていました。
特に三男のグレッグ・ロウは、この問題を解決するため、1967年にコロラド州の自宅の作業場で、世界初の「インターナルフレーム(内蔵フレーム)バックパック」を発明しました。
これは、バックパックの常識を覆す革新であり、後に業界標準となります。
1972年、三兄弟は正式にLowe Alpine Systemsを設立し、クライミングギアの製造を本格化させました。
革新的な技術:バックパックの常識を変えた発明
Lowe Alpineは、バックパックの歴史において、最も重要な技術革新をいくつも生み出してきました。
1.インターナルフレーム(内蔵フレーム):
•従来の外部フレーム式と異なり、フレームをパック内部に組み込むことで、荷物を身体に密着させ、重心を安定させました。これにより、クライミングや激しい動きの中でもパックが揺れず、動きやすさが格段に向上しました。
2.調節可能な背面システム:
•ユーザーの体型に合わせて背面の長さを調節できるシステムを開発し、究極のフィット感を実現しました。これは、現在の高性能バックパックの多くに採用されている基本構造です。
3.コンプレッションストラップ:
•パックの容量を調節し、荷物の揺れを防ぐためのストラップを導入しました。

象徴的な製品と影響力

Lowe Alpineの製品は、その革新性から、世界中の登山家や冒険家に愛用されました。
•Expedition Pack: グレッグ・ロウが発明した最初のインターナルフレームパック。
•Contour: ユーザーの体型に合わせた調節機能を搭載した、後のバックパックデザインの基礎を築いたモデル。
Lowe Alpineは、その後、経営上の理由から何度か所有者が変わりましたが、その技術と精神は、現在の所有者であるイギリスのRab(ラブ)社に引き継がれ、今もなお、革新的なバックパックを世に送り出し続けています。
独断総評:購入の前に
テント泊縦走やデイハイクで使うと、まず「背負い心地と安定感」が真っ先に評価されます。
特に背面パネルの通気性とショルダーハーネスの設計が巧みで、重荷でも肩や腰への負担が軽減されます。
実際に一泊二日の縦走で20kg超を背負っても、下山まで疲労感が少ないです。
ポケット配置やアクセスの工夫も使い勝手が良く、行動中の小物取り出しがストレスにならないとも評判です。
一方で、価格は中〜高めで、コスパ重視のユーザーにはやや敷居が高いとの意見があります。
また、通気性重視のモデルは軽快ですが、防水性は標準レベルで雨中行動では別途レインカバーが必要です。
さらに、軽量モデルはシンプルで扱いやすいものの、細かな収納力や仕切りが他ブランドに劣るというレビューも。
総評として「背負い心地・通気性・快適性を重視する本格派ハイカー向け」。
耐久性と使い勝手は高評価ですが、「価格・雨対応・収納細分化」は用途によって評価が分かれるポイントです。




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