【アウトドアブランド辞典】CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』

CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』 アウトドアブランド辞典
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CW-X(シーダブリュー・エックス)

ブランド名
CW-X(シーダブリュー・エックス)
創業者
塚本 幸一(株式会社ワコール創業者)
創業年
1991年(ブランド誕生)
本社
京都府京都市南区(株式会社ワコール内)
ブランドのコンセプト
「コンディショニングウェア」
テーピング原理をウェアに組み込み、身体を動かす際の衝撃を緩和し、コンディションを整える。
CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』

ブランドストーリー

CW-Xは、日本を代表するインナーウェアメーカー「ワコール」が展開するコンディショニングウェアブランドです。
その誕生のきっかけは、ワコール人間科学研究開発センターの研究員の妹がスキー中に怪我をしたことでした。
怪我の予防やサポートのために行われるテーピングを、もっと手軽に、ウェアを着るだけで実現できないかという発想から開発がスタートしました。
1991年のブランド誕生以来、ワコールが長年培ってきた人間科学の知見と、ガードル製造で培った高度な縫製・圧着技術を融合。
単なる締め付け(着圧)ではなく、筋肉や関節の動きをサポートするテーピング原理を衣服に持ち込んだことで、スポーツウェアの歴史に新たなカテゴリーを創出しました。
CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』

主な製品と特徴

CW-Xの代名詞とも言えるのが、独自のサポートラインを持つスポーツタイツです。
ジェネレーターモデル (GENERATOR): CW-Xのハイエンドモデル。
腰、股関節、おしり、ふともも、ひざ、ふくらはぎまで、下半身をフルサポートします。
急な止まる、ねじるなどの動きから身体を守り、登山の激しい下り坂でも膝への衝撃を劇的に緩和します。
CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』
スタビライクスモデル (STABILYX): 良好なサポート力と動きやすさを両立したモデル。
特に「ひざ」の安定に重点を置いており、長時間のトレッキングやウォーキングに最適です。
エキスパートモデル (EXPERT): ひざのサポートに特化した、CW-Xの原点とも言えるモデル。
着脱が比較的容易で、サポートタイツ初心者にも選ばれやすいスタンダードな一足です。
スポーツブラ: インナーメーカーとしての本領を発揮する製品。独自の「5方向サポートライン」により、バストの揺れを抑え、クーパー靭帯への負担を軽減します。

影響力と市場での位置づけ

CW-Xは、日本の登山シーンにおいて「サポートタイツ」という文化を定着させた最大の功労者と言えます。
それまで、膝が痛くなるのは登山の宿命と考えていた多くのハイカーに対し、ウェアによるサポートという解決策を提示しました。
現在では、プロ野球選手やイチロー氏(ブランドアドバイザー)をはじめとするトップアスリートから、週末の市民ランナー、そして北アルプスを縦走する本格的な登山家まで、幅広い層から絶大な信頼を得ています。
また、その技術はスポーツシーンに留まらず、日常生活や立ち仕事での疲労軽減を目的とした製品へも波及しており、コンディショニングウェアの世界的スタンダードとしての地位を確立しています。
CW-X(シーダブリュー・エックス)|ワコールの人間科学が導く『コンディショニングの極致』

独断総評:購入の前に

CW-Xのタイツ、特に「ジェネレーターモデル」を愛用して感じるのは、下山時の膝の安心感が他とは一線を画すということです。
10kg以上の荷物を背負って数時間下り続けるような過酷な状況でも、膝が笑う(ガクガクする)感覚が明らかに抑えられます。
テーピングを自分で巻く手間と技術を考えれば、履くだけでこのサポートが得られるのは、魔法の道具と言っても過言ではありません。
しかし、その履きにくさ夏場の不快感は覚悟すべきです。
強力なサポートラインを正しい位置に合わせるには、慣れるまで数分かかりますし、トイレの際も一苦労です。
また、生地が厚手でしっかりしている分、真夏の低山では熱がこもりやすく、汗冷えの原因にもなりかねません。
さらに、1枚2万円近い価格設定は、消耗品と考えるには勇気がいります。
それでも、一度この「守られている安心感」を知ってしまうと、CW-Xなしでの登山は考えられなくなる。
まさに、身体への投資として最もリターンの大きいギアの一つです。

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